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低線量CT

Medical

肺がん検診をお考えの方へ

2023年に公開されたデータによると、日本人の死因第1位は悪性腫瘍(がん)であると言われています。その中でも部位別のがん死亡者数では、肺がんは男性で第1位、女性で第2位と上位を締めていることが分かります。

男女ともに死亡数上位である肺がんによる死亡数を減らすためには、早期発見と早期治療介入が重要となります。肺がんは初期には症状が出にくく、気づかないまま進行してしまうことも少なくありません。そのため、症状がない段階での定期的な検査が早期発見につながります。
肺がんの早期発見のためには、定期的に検査を受けていただいたり、少しでも違和感を感じる場合はお早めに受診していただくことが重要となります。

当院では、富士フイルム社製64列CT(Supria Optica)を導入し、検査時の被ばく線量を最小限に抑えた「低線量CT検査」を提供しています。胸部X線では見つけにくい小さな病変の評価にも有用とされています。低線量CTによる肺がん検診をご希望される方はお気軽に当院までご相談ください。

部位別予測がん死亡数

部位別予測がん死亡数1

男性全がん 死亡数227,800

部位別予測がん死亡数2

女性全がん 死亡数165,300

がん情報サービス「がん死亡数予測(2024)」より作図)

低線量CT検査とは

低線量CT検査は、通常のCT検査よりも放射線量を抑えて撮影を行う検査です。肺がん検診に適した条件で撮影することで、身体への負担をできるだけ軽減しながら評価を行うことができます。

画質は通常CTと比べてわずかに低下しますが、肺の病変評価には十分な情報が得られるとされています。また、2025年の肺がん検診ガイドラインでは、重喫煙者(喫煙指数600以上)においては低線量CTによる検診受診が推奨されています。

CT検査は断面像を撮影するため、通常の肺がん検診にて行う胸部X線検査と比べても詳細な画像が得られますので、より小さな肺がんであっても発見することが可能です。

胸部X線検査と胸部CT検査の違い

胸部レントゲン(X線)検査 胸部CT検査
撮影方法 肺や心臓、縦郭などを一方向から平面に投影して撮影を行います。二次元の画像として写し、画像の濃淡や臓器の形を読み取って診断をしています。 撮影したい臓器に様々な方向からX線をあて、体の成分によるX線の吸収率の違いから体の断面の輪切り画像を撮影していきます。
メリット
  • 撮影時間は短い
  • 撮影時の被ばく線量が低い
  • 撮影が容易で基本的にはどこの医療機関でも受けられる
  • 体の断面を描いたり、得られた画像から立体図を描くことで詳細に組織の状態が確認できる
  • 臓器の重なりを避けて画像化できる
  • 病気が生じている位置、病変部位の大きさなども確認できる
  • 1cm以下、数mm程度の小さながんであっても見つけることができる
デメリット 一枚の平面写真として写すため、臓器と病変が重なっている際は確認がしにくいことがある。 レントゲン検査と比べて被ばく量が大きい。
検査にかかる時間は5分程度とレントゲン検査と比べると時間がかかる。
検査の費用がレントゲン検査よりも高い。

このような方におすすめです

  • 50歳以上の方
  • 喫煙者
  • 過去に喫煙歴がある方
  • 家族に喫煙者がいる方
  • 血縁者に肺がんの既往がある方
  • 健診で異常を指摘された方
  • 肺がんの検査を受けてみたい方

低線量CT検査を受診できない
または事前に確認が必要な方

  • 妊娠中、または妊娠の可能性がある方
  • 除細動機能のあるICD(植込み型除細動器)やCRT-D(両心室ペーシング機能付き植込み型除細動器)またはペースメーカーなどの機器を装着されている方
  • インスリンポンプ、持続グルコース測定器を使用されている方

低線量CT検査の流れ

  1. 01受付・問診
  2. 02更衣(必要な方のみ)
  3. 03低線量CT撮影
  4. 04翌日以降で結果説明

検査時間は数分程度、痛みや苦しさを感じることはありません。
※造影剤も使用しません

低線量CT検査の費用について

自費検診費用15,000円(税別)

上記の金額は診察料、放射線科専門医による読影料、結果説明の料金を含んでいます。
※初診料として別途3,000円がかかります

よくある質問(Q&A)

低線量CT検査は被ばく量は大丈夫ですか?

体格によっても多少は変動しますが、低線量CTでは0.6〜1.5mSv程度であり、通常のCT検査の4分の1程度となります。

ちなみに自然放射線量(日本で1年間暮らすと自然界から受ける放射線)は、2.1mSvとされており、それと同等かそれ以下の範囲です。

低線量CT検査前に準備することはありますか?
特別な準備は不要です。食事制限なども特にはありません。
低線量CT検査の検査結果はいつわかりますか?
放射線科専門医による読影を行なっており、翌日以降での結果説明となります。
低線量CT検査は保険は適応されますか?
検診目的の低線量CTは自費診療となってしまいます。肺がんは自覚症状が感じにくく、気づいたときには進行しているケースも少なくありません。年に一度の肺がん検診として是非ご活用ください。
症状がある場合は保険診療となることがありますので、診察時にご相談ください。

肺がんは早期では症状が出にくいため、気づいたときには進行していることもあります。
症状がなくても、定期的な検査による早期発見が重要です。

気になる点がある方は、お気軽にご相談ください。

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