高濃度ビタミン点滴とは
ビタミンCにはシミやくすみなどの原因であるメラニンの生成を止めたり、抗酸化作用、コラーゲン合成の促進、疲労回復効果、免疫力向上、抗アレルギー作用、動脈硬化改善などの様々な効果が期待できます。
高濃度ビタミン点滴のメリットとは?
人間はビタミンCを体内で生成することができません。そのため食事やサプリメントなどからビタミンCを体内に取り込む必要があります。サプリメントでビタミンCを摂取することでもある一定の効果は期待できますが、腸管からビタミンCを吸収できる量には限界があります。
ビタミン点滴の場合では、ビタミンCを直接血管内に投与するため、腸管からビタミンCの吸収を阻害されることはありません。そのため点滴でビタミンCを投与する方がより高い効果をより短時間で期待することができます。
G6PD欠損とは
G6PD欠損症とは、酸素を運ぶ赤血球の膜に生まれつき異常があり、ビタミンCを投与してしまうと赤血球が破壊されてしまう病気です。G6PD欠損症の自覚症状はなく、検査をしてみないとわかりません。
日本人の0.1%~0.5%ほどの方が遺伝子的にG6PDが欠損している方がいると言われています(主に男性と言われています)。
当院では点滴を受けられる皆様の安全性を考慮して、ビタミンCを25g以上点滴される方には必ずG6PD検査を実施しています。G6PD検査にかかる費用は自費診療で8,000円(税込)です。
高濃度ビタミン点滴の副作用
高濃度ビタミン点滴による副作用として、点滴時の血管痛や低カルシウム血症、低血糖(めまい、冷や汗など)、のどが渇く、アナフィラキシーショックなどが生じることがありますが、発症頻度は低いです。