いびきとは
いびきは睡眠中に気道が狭くなることで空気の通りが悪くなることで生じます。健康な人であっても仰向けで寝たり、のどの奥にある軟口蓋や舌が重力で沈み込むことでいびきをかくことがあります。また眠っている時は筋肉の活動が低下しているため、気道が狭くなりやすくなります。
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当院ではいびきの専門外来として、睡眠時無呼吸症候群(SAS)の診察や治療に力をいれています。上記のような項目で一つでも該当される方はお気軽にご相談してください。
いびきは睡眠中に気道が狭くなることで空気の通りが悪くなることで生じます。健康な人であっても仰向けで寝たり、のどの奥にある軟口蓋や舌が重力で沈み込むことでいびきをかくことがあります。また眠っている時は筋肉の活動が低下しているため、気道が狭くなりやすくなります。
いびきには様々な原因があります。下記にその代表例を記載していますのでご参照下さい。
花粉症、アレルギー性鼻炎、副鼻腔炎(蓄膿症)、鼻中隔弯曲症などの耳鼻科領域の病気では、鼻腔粘膜に炎症が生じることで空気の通り道が狭くなることがあります。これらの病気が生じると鼻呼吸が難しくなり、口呼吸につながります。特に鼻づまりが生じている場合は口呼吸になりやすく、口呼吸をしていると通常よりもいびきをかきやすい状態になります。
のどや首周りに脂肪がついてしまうと、仰向けになった時に脂肪の重みで圧迫されて気道が狭くなりやすくなります。そのため、寝ている間にいびきをかきやすくなってしまいます。
日本人を含むアジア人は、下顎(あご)が生まれつき小さい方がいらっしゃいます。下顎が小さいと気道が狭くなってしまう原因となります。また、下顎がのどの方に後退している場合も、気道が狭くなってしまいますのでいびきをかきやすくなります。骨格に関しては遺伝の影響もありますので、ご両親がよくいびきをかいている方は注意してください。
アルコールには筋肉を弛緩させる効果があります。そのため、アルコールを飲んでいると、舌の筋肉が緩んでしまい、気道の方へ沈み込むことでいびきをかいてしまうことがあります。
就寝時に使っている枕が原因でいびきをかいている場合があります。枕が高すぎると首が起き上がり、気道を圧迫することでいびきをかくことがあります。
上記で記載しているのはほんの一例ではありますが、いびきをかいている場合は何かしらの病気が原因となっていることもありますので、『ただのいびき』と軽視はせず、お早めにご相談してください。
鼻づまり、鼻炎などの花粉症、アレルギー性鼻炎、慢性副鼻腔炎(蓄膿症)、鼻中隔弯曲症などの耳鼻科系の病気が原因となっていびきをかいている場合は、病気の改善を目指していく必要があります。
また、いびきをかく原因には肥満などの普段の生活習慣が関わっていることがあります。そのため普段の生活習慣の見直しも意識してください。生活習慣病の改善例としては食事内容の見直し、アルコール類の飲み過ぎは控える、適度な運動で身体を動かしたり、寝具の見直しなどを行ってください。
当院には管理栄養士が複数名在籍しており、食事内容や運動に関するカウンセリングを行っています。栄養カウンセリングについてご興味のある方はお気軽にご相談してください。
睡眠時無呼吸症候群(SAS)という、就寝時に大きないびきをかいたり呼吸が止まってしまう病気があります。いびきについて周りから指摘を受けたことがある方は睡眠時無呼吸症候群の可能性もありますので簡易PSG検査を受けていただくことを推奨しています。
睡眠時無呼吸症候群については当院HP上でも詳しく説明をしていますので、もしよろしければ睡眠時無呼吸症候群ページもあわせてご覧ください。
当院ではいびきの専門外来を行っています。横浜市瀬谷区にお住いの方をはじめ、横浜市全域や大和市、綾瀬市、座間市など幅広い地域からいびきのご相談で来院していただいております。
当院は相鉄線瀬谷駅からは徒歩6分の立地にあり、土曜日もいびきの診察を実施しています。平日は18時30分まで診療を行っておりますので、仕事終わりにでもお気軽に受診していただける環境を整えています。ただのいびきと思っていても、実は重大な病気が原因となっていることもあります。いびきでご指摘を受けたことがある方はお気軽にご相談してください。